高宮カトリック教会
 
2012年1月号  

新年メッセージ
フランシスコ・アシジエドウィン モニス神父 

 新年明けましておめでとうございます。2012年は皆さまにとって希望と平和な年でありますようにお祈りいたします。

 2011年は災害が多い年でした。東日本大震災、台風、洪水などで大切な方々の命を奪われました。高宮教会として今もいろいろな形で応援していることは素晴らしいことです。これからも復興のために応援とお祈りを続けましょう。

 私は、高宮教会で2011年の復活祭、主の御降誕、そして2012年の新年を喜び祝うことができました。

 2012年は第2バチカン公会議が始まって50周年になります。教皇ベネディクト16世は「信仰の年」を開幕することを宣言されました。「信仰の年」は、第2バチカン公会議開幕(1962年10月11日)から50周年を迎えることを記念すると同時に、福者ヨハネ・パウロ2世教皇によって公布された『カトリック教会のカテキズム』発行(1992年10月11日)の20年目にあたることから、2012年10月11日から始まり、翌2013年11月24日、「王であるキリスト」の大祝日に終了します。

「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです」(ヘブライ人11・1−3、ヘブライ人への手紙11章は信仰について書かれています)。

「わたしの兄弟たち、自分は信仰を持っていると言う者がいても、行いが伴わなければ、何の役に立つでしょうか。そのような信仰が、彼を救うことができるでしょうか。もし、兄弟あるいは姉妹が、着る物もなく、その日の食べ物にも事欠いているとき、あなたがたのだれかが、彼らに、『安心して行きなさい。温まりなさい。満腹するまで食べなさい』と言うだけで、体に必要なものを何一つ与えないなら、何の役に立つでしょう。信仰もこれと同じです。行いが伴わないなら、信仰はそれだけでは死んだものです」(ヤコブ2・14−17、これを時間がある時にお読みくださればと思います)。

「信仰の年」にあたり殉教者たちの信仰生活を学び、生き、自分たちの信仰が強められて伝えることができるように助け合いましょう。

 社会の中でキリストと出会いながら、キリストの教えを信仰共同体の中で共に学び、共に祈り、多くの人々と共に福音を生き、そして伝える力の溢れる共同体を目指していきましょう。

 教会共同体の中でも同じように信仰による出会いと絆の大切さを見直していければと思います。家族の絆、地域の絆を実感することができますように協力しましょう。

 去年、福岡教区として「共に学び生き伝える家庭共同体」、そして高宮教会として「愛と命を守り表し伝える家庭教会」というテーマやスローガンについて黙想し神様の導きを体験してきたと思います。

 今年は福岡教区として「救いの秘儀を知り、追体験し、生き、伝える」、そして高宮教会として「共に手をとりあって 主の道を歩いて行こう!」というテーマやスローガンについて黙想し、また実現することができるように一つになって信仰の道を歩んでいきましょう。

待降節黙想会「テーマ・十戒」
アウグスチヌス 鬼木  
 クリスマスに向けて心の準備をするために、12月11日(日)日本カトリック神学院福岡キャンパスの熊川神父様をお招きして「待降節の黙想会」が行われました。

「殺すな、盗むという旧約の教えから一歩踏み出し、貧しい人に与えましょうというのがイエス様の新しいおきてでした。でもそれは旧約の教えが基になったものであり、その旧約の教えの原点が神様がモーセに示された『十戒』でした。イエス様はその律法を完成させるためにこの世においでになりました。」
熊川神父様は十戒の意味をこのように紹介し、十戒の内容を一つずつひも解いてくださいました。

・第1 わたしのほかに神があってはならない=日本人は初詣や仏事そしてクリスマスなど様々な宗教行事を自由に取り入れています。私たちカトリックの信者は、そのような文化の中どちらを向いて生きていくかが大切です。
・第2 あなたの神 主の名をみだりに唱えてはならない=これは十戒が授けられた時代が反映したものです。何でも神様に誓うのではなく「はい」は「はい」「いいえ」は「いいえ」と言うことが大切です。
・第3 主の日を心に留め これを聖とせよ=毎週1回の安息日(日曜日)には、イエス様と共に食卓を囲み(ミサ)イエス様との絆を深めることを大切にしましょう。
・第5 殺してはならない=それはみんなの命は神様から頂いたものだからです。今、日本の自殺率は突出しています。命は神様から与えられたものであることに気づいてほしいものです
・第7 盗んではならない=ないものねだりをして満足できないのではなく、足るを知る精神が大切です。
など、十戒に示された神様からのメッセージを教えてくださいました。

 最後に、「マザーテレサの24の質問」から
「最も素晴らしい日は=今日」
「一番必要なことは=コミュニケーション」
「最も危険な人物は=うそつき」
「最大の満足は=義務の完遂」
などを紹介し、すべてをご存知の神様に、どう向き合って生きていくかが大切です、と締めくくってくださいました。

“教区の日”によせて
宮 本  

 昨年11月23日、大名町教会で行われた“教区の日’’に参加させていただき、有意義な一日に感謝いたしました。まず宮原司教さまは東日本大震災において各小教区が犠牲をささげたことに感謝の言葉をのべられ、未だ終息されていないことに、これからも寄り添うよう説かれました。

 引き続いて司教さまは、この日にあたり、私たちはキリストの聖体と神の言葉で養われていること。また教区とは司祭団の協力のもとに司牧され、信徒は牧者である司教のもとに聖霊によって集められていて、神秘体はそれぞれ全体が支え合い、その中で生かされることが望ましい。緊急課題は司祭の育成(高め、広め、専門的育成)であり、また司祭、召命の発掘のために・キリストの救いを学び・体験し・生かし・示す、この4つを念頭におき、小教区で全員一丸となって参加し、学び、聖書に親しむようにと、信仰の生涯学習を全ての信徒にお望みになりました。

 その後、分かち合いが行われました。

 各小教区の取り組みを簡単にお知らせいたします。
■ 奉仕会を始め、皆気楽に“無”からスタートして交わりができた。皆が何かを求めようと感じはじ めている(70人ぐらい参加)。
■ 毎日曜日のロザリオ終了後、「キリストの秘儀を学ぶ」を3分ほど朗読している。
■ 堅信式に向けて受聖者の保護者も共に、秘跡の大切さを学んだ。巡礼(殉教地)訪問を行っている。
■ 聖書通読会、レジオマリエ、アルファコースを週1回行っている。
■ 未信者と共にグリフィン講座を信徒が行っている。
■ 聖書を読む会を行い、その後、聖書のあらましを神父さまが説いてくださる(50人ぐらい参加)。
 以上6教会の報告です。私たちが神様から与えられた多様性を共に生かし、向上できますように神様のお導きをお祈りいたします。

幼さな心で迎えたクリスマス!
今から約2000年前のことです。
ユダヤのベツレヘムという町の小さな馬小屋で
ある若い夫婦に一人の男の子が生まれた。
その子の名前をイエスといいました。
阿 部  

 私の家では、大切にしている品があります。釧路で妻の孝子と娘が洗礼を受けた時に、代母になられた方からお祝いに贈られた品です。それは、馬小屋です。

 木製の瓦葺きで作られ、横40cm・縦30cmぐらいの素朴ながら大変よくできています。

 その馬小屋を毎年、12月の第1日曜日に、贈ってくださった方を想い、救い主がお生まれになる今年もきっと何かわからないがよい知らせがあるだろうとの想いをはせながら子どもに返って馬小屋を準備します。

 イエス様は、大事なことは、子どものような心がなければわからないのだと言われたことを思い出します。幼な心を大切に、さわやかな澄んだ目で物事を見、耳で聞き、感じとる、そんな五感を、歳をとるごとに大切にしたいものですが……。

 御降誕祭のミサの中で演じられたボーイスカウトと教会学校の子どもたちによる「聖劇」には、子どもらしい、まじめで、ちょっぴり緊張し、顔を引きつりながらの表現から約2000年前のベツレヘムの静かな美しい星空、そして神秘さの中に自然や神への畏敬の念を感じさせてくれた聖劇でした。ここまで、ご指導にあたられた方、また、それらを支えてくださったお子さんのご両親さまに感謝いたします。

 今、子どもたちは、子どもなりに忙しく、一つのことに全力を注ぐことができない状況です。この状況の中でご指導された方は、この聖劇を通して「一人ひとりができる小さなことを みんなで大切にできますように」と何度、祈られたことだろうと察しながら、祭壇のゆらめくろうそくの光を見ながらそんな想いに浸っていました。


羊飼いと天使たち
(上段)天使役の教会学校の出演者
 (下段)羊飼い役のボーイスカウトの出演者 

博士たちの来訪を受けるマリアとヨセフ
 お母さんたちが衣装を作り、照明・小道具・BGMなどはお父さんたちが協力し、素晴らしい舞台となりました。
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